初めて四段の方を撃破しました。(記念パピコ)
対局を終えての感想ですが、勝利した喜びよりも、「とにかく間違えずに最後まで指すことができてよかった」と、本当に感じました。
張り詰めていた緊張の糸をやっとほどくことができるという、安堵感のようなものでしょうか。
とにかく、高段の方と対局させて頂くと、失うものはなにもないので、全力を出し切ることに専念できますし、相手の指し手(手筋&技)を食らうことによって、それらを自分のものにすることができますね。(魔人ブー)
本当にありがたいことです。
81道場は、段級位の垣根がほとんどありません。
上手や下手とどんどん対局経験をつむことができるのがとても良いですよね。
さて、対局内容ですが、先手四間飛車、後手右四間飛車の急戦になりました。
私は、右四間党なんですけど、四間飛車からの▲7五歩にいつも悩まされます。(△7三桂とできない)
これまでは、△6三金として、右金を繰り出していく戦略をとっていましたが、5三の地点が薄くなるので、寄せあいで美濃囲いにいつも負けてしまいます…。
なので、実は先日、別の高段の方(たまたま私の対局を観戦にいらっしゃっていた)に、▲7五歩に対する対策を相談をしていました。
それが、本譜の△7四歩です。(初の実戦投入が高段戦になっちゃいました…。)
△7四歩以下、▲7四同歩△7二飛▲6五歩△7四飛という進行になりました。
飛車が7筋に行くのでねじり合いになりますが、中盤をうまくしのげば、終盤を自陣が引き締まった状態で迎えることができそうです。
そしてそのねじり合いの中盤戦も終わりかけの48手目で、△5七桂成が実現しました。
この手を少し軽視されていたのかもしれません。
「あぁ、かなり緩めてもらっているなぁ」、と思っていました。
居飛車の右桂(振り飛車の左桂)が5七地点まで行くのを「天使の跳躍」と呼びます。
この三段活用ができれば、「もう負けても悔いなし」だなぁと悦に浸ってしまいました。
この手を境に、こちらの攻めが繋がる(5手先くらいまで読める)ようになり、指しやすさを感じることができました。
しかし、形勢にほとんど差は無く、一手も間違えられない状況が続きます。
迎えた82手目で、自分でも驚きの一着を放つことができました。
それが△7八歩です。
狙いは、▲7八同飛なら△5九飛成ですし、▲6九飛なら△5八銀を含みに(すぐ△5八銀は▲5六歩でダメ)、攻撃を組み立てることができます。
そして、終盤戦でこの歩が思いもよらない、良い働きをしてくれました。
今思うと、味の良い一着です。
この歩が打てるようになったのは、まぎれもなく81道場での、高段者との猛稽古のおかげです。
序盤、中盤、終盤で少しずつ重ねたポイントをリードに換えて、そのまま終局までたどり着くことができました。
高段戦では、やはり寄せの速度が段違いになります。
とにかく、終盤が鋭く、速く、正確です。
善戦していても、終盤で逆転の対局は数知れず。
勝ちきるのは容易ではありません。
が、何度も繰り返しますが、得るもの(盗むもの)がとても多く、貴重な経験を踏むことができます。
私のような級位者の方に、是非ともお薦めします。
開始日時:2015/05/24
持ち時間:15分+60秒
場所:81Dojo (ver.2014/9/21)
先手:四段
後手:snep
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △3三角 ▲7八銀 △6二銀 ▲6七銀 △6四歩 ▲7七角 △6三銀
▲7八金 △5四銀 ▲6八飛 △6二飛 ▲4八玉 △4二玉 ▲3八玉 △3二玉 ▲2八玉 △4二銀
▲5六銀 △3一金 ▲3八銀 △1四歩 ▲1六歩 △9四歩 ▲9六歩 △5二金 ▲7五歩 △7四歩
▲同 歩 △7二飛 ▲6五歩 △7四飛 ▲3三角成 △同 桂 ▲6四歩 △6七歩 ▲同 銀 △4四角
▲7七歩 △7三桂 ▲8二角 △9二香 ▲9一角成 △6五桂 ▲9二馬 △5七桂成 ▲6九飛 △6七成桂
▲同 飛 △6六歩 ▲6九飛 △6四飛 ▲5六桂 △6二飛 ▲4四桂 △同 歩 ▲8一馬 △5七桂
▲6三歩 △同 飛 ▲同 馬 △同 銀 ▲6六飛 △4九桂成 ▲同 銀 △8四角 ▲6七歩 △5四銀
▲3九香 △6六角 ▲同 歩 △6九飛 ▲8五角 △6三歩 ▲7九飛 △6六飛成 ▲6七金 △5五龍
▲9四角 △7八歩 ▲6九飛 △1五歩 ▲5六歩 △4五龍 ▲5七金 △1六歩 ▲1八歩 △7九歩成
▲6六飛 △7五金 ▲6八飛 △1五龍 ▲8三角成 △4五桂 ▲6七金 △5七銀 ▲8八飛 △8九と
▲同 飛 △6六金 ▲同 金 △同銀成 ▲2六角 △同 龍 ▲同 歩 △3五桂 ▲3八金 △6七角
▲6九飛 △5七桂成 ▲8二飛 △5一金 ▲8四馬 △4九角成 ▲同 飛 △4八金 ▲同 飛 △同成桂
▲6六馬 △3八成桂 ▲同 香 △2七銀 ▲3九玉 △6九飛 ▲4九銀 △4七桂成 ▲2八金 △4九飛成
まで130手で後手の勝ち
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