2015/05/26

今日の一局 自戦記

今日は、81道場での四段の方との対局からです。

初めて四段の方を撃破しました。(記念パピコ)


対局を終えての感想ですが、勝利した喜びよりも、「とにかく間違えずに最後まで指すことができてよかった」と、本当に感じました。

張り詰めていた緊張の糸をやっとほどくことができるという、安堵感のようなものでしょうか。

とにかく、高段の方と対局させて頂くと、失うものはなにもないので、全力を出し切ることに専念できますし、相手の指し手(手筋&技)を食らうことによって、それらを自分のものにすることができますね。(魔人ブー)

本当にありがたいことです。


81道場は、段級位の垣根がほとんどありません。

上手や下手とどんどん対局経験をつむことができるのがとても良いですよね。



さて、対局内容ですが、先手四間飛車、後手右四間飛車の急戦になりました。

私は、右四間党なんですけど、四間飛車からの▲7五歩にいつも悩まされます。(△7三桂とできない)


これまでは、△6三金として、右金を繰り出していく戦略をとっていましたが、5三の地点が薄くなるので、寄せあいで美濃囲いにいつも負けてしまいます…。

なので、実は先日、別の高段の方(たまたま私の対局を観戦にいらっしゃっていた)に、▲7五歩に対する対策を相談をしていました。

それが、本譜の△7四歩です。(初の実戦投入が高段戦になっちゃいました…。)



△7四歩以下、▲7四同歩△7二飛▲6五歩△7四飛という進行になりました。

飛車が7筋に行くのでねじり合いになりますが、中盤をうまくしのげば、終盤を自陣が引き締まった状態で迎えることができそうです。


そしてそのねじり合いの中盤戦も終わりかけの48手目で、△5七桂成が実現しました。

この手を少し軽視されていたのかもしれません。

「あぁ、かなり緩めてもらっているなぁ」、と思っていました。



居飛車の右桂(振り飛車の左桂)が5七地点まで行くのを「天使の跳躍」と呼びます。

この三段活用ができれば、「もう負けても悔いなし」だなぁと悦に浸ってしまいました。


この手を境に、こちらの攻めが繋がる(5手先くらいまで読める)ようになり、指しやすさを感じることができました。


しかし、形勢にほとんど差は無く、一手も間違えられない状況が続きます。

迎えた82手目で、自分でも驚きの一着を放つことができました。

それが△7八歩です。



狙いは、▲7八同飛なら△5九飛成ですし、▲6九飛なら△5八銀を含みに(すぐ△5八銀は▲5六歩でダメ)、攻撃を組み立てることができます。

そして、終盤戦でこの歩が思いもよらない、良い働きをしてくれました。

今思うと、味の良い一着です。

この歩が打てるようになったのは、まぎれもなく81道場での、高段者との猛稽古のおかげです。


序盤、中盤、終盤で少しずつ重ねたポイントをリードに換えて、そのまま終局までたどり着くことができました。



高段戦では、やはり寄せの速度が段違いになります。

とにかく、終盤が鋭く、速く、正確です。

善戦していても、終盤で逆転の対局は数知れず。

勝ちきるのは容易ではありません。

が、何度も繰り返しますが、得るもの(盗むもの)がとても多く、貴重な経験を踏むことができます。

私のような級位者の方に、是非ともお薦めします。



開始日時:2015/05/24
持ち時間:15分+60秒
場所:81Dojo (ver.2014/9/21)
先手:四段
後手:snep

▲7六歩    △3四歩    ▲6六歩    △3三角    ▲7八銀    △6二銀    ▲6七銀    △6四歩    ▲7七角    △6三銀
▲7八金    △5四銀    ▲6八飛    △6二飛    ▲4八玉    △4二玉    ▲3八玉    △3二玉    ▲2八玉    △4二銀
▲5六銀    △3一金    ▲3八銀    △1四歩    ▲1六歩    △9四歩    ▲9六歩    △5二金    ▲7五歩    △7四歩
▲同 歩    △7二飛    ▲6五歩    △7四飛    ▲3三角成  △同 桂    ▲6四歩    △6七歩    ▲同 銀    △4四角
▲7七歩    △7三桂    ▲8二角    △9二香    ▲9一角成  △6五桂    ▲9二馬    △5七桂成  ▲6九飛    △6七成桂
▲同 飛    △6六歩    ▲6九飛    △6四飛    ▲5六桂    △6二飛    ▲4四桂    △同 歩    ▲8一馬    △5七桂
▲6三歩    △同 飛    ▲同 馬    △同 銀    ▲6六飛    △4九桂成  ▲同 銀    △8四角    ▲6七歩    △5四銀
▲3九香    △6六角    ▲同 歩    △6九飛    ▲8五角    △6三歩    ▲7九飛    △6六飛成  ▲6七金    △5五龍
▲9四角    △7八歩    ▲6九飛    △1五歩    ▲5六歩    △4五龍    ▲5七金    △1六歩    ▲1八歩    △7九歩成
▲6六飛    △7五金    ▲6八飛    △1五龍    ▲8三角成  △4五桂    ▲6七金    △5七銀    ▲8八飛    △8九と
▲同 飛    △6六金    ▲同 金    △同銀成    ▲2六角    △同 龍    ▲同 歩    △3五桂    ▲3八金    △6七角
▲6九飛    △5七桂成  ▲8二飛    △5一金    ▲8四馬    △4九角成  ▲同 飛    △4八金    ▲同 飛    △同成桂
▲6六馬    △3八成桂  ▲同 香    △2七銀    ▲3九玉    △6九飛    ▲4九銀    △4七桂成  ▲2八金    △4九飛成
まで130手で後手の勝ち



#将棋 #shogi

2015/05/24

今日の一局 自戦記

今日は、81道場での四段の方との対局からです。

内容的には、それなりに善戦はしたんですが、序盤での駆け引きと、少しのほころびが、終盤での形勢に大きく影響するということを改めて学べた一局となりました。


まずは序盤の駆け引きから。


後手一手損角換わり先手腰掛け銀、後手棒銀です。


相居飛車の角交換から、早くも後手が飛車先交換をしにきました。



通常なら、△3三銀型でないと、飛車先交換は成立しないと思っています。

なので、ここはかなり長考しました。


▲7七角と指したいのですが、△2二角▲8六角△8八角成とされると自信がなかったんですよね。

恐らく部分定跡があるんでしょうが、気になるのは、この先の手順が分からないことと、先手の右銀が、▲4八銀と壁形になっていること。

あと、相手が高段であること…。


▲7七角としてしまったら、乱戦は必至で、「恐らく一気につぶされてしまうんだろうなぁ…」との弱気の虫が…。


局後に調べてみたんですが、△8八角成以下、▲7七角△8九馬▲1一角成△8六歩▲8四飛△8七歩成▲8一飛成△7八と▲8九竜△同と▲2一馬、というのが一例のようで、どもこれで先手よしのようです。



先手は、桂得で敵陣に馬を作っています。

後手はと金は作っていますが最上段で効きは今一つ。

ただ、先手の右銀が壁なのが…。

▲3八銀型なら自信あるんですけどね。

この図を見ても、後手を持ちたいです。



というわけで、本譜は▲7七銀と堅く行きました。




そして迎えた27手目で、なぜか玉を▲6九玉としてしまったんですよ。



今考えても、なぜそうしたのかよくわかりません。

たぶん、「相手飛車先の歩がきれているので、8六地点での銀交換になるだろうな」、との安易な発想から熟考せず指してしまったんですね。

そして、その予想は見事に裏切られます…。

端を絡めての角換わり棒銀の部分定跡に進んでしまいました…。

この部分定跡は、以前ご紹介したように、少し自信あるんですけど、「玉の位置ががが…」。


とにかく、「角換わりで、相手に棒銀が選択肢として残っている間は、玉は絶対に左に動かさないこと」。

これを肝に銘じたい一局になりました。



開始日時:2015/05/24
終了日時:2015/05/24 18:49:13
持ち時間:15分+60秒
場所:81Dojo (ver.2014/9/21)
先手:snep
後手:四段

▲7六歩    △3四歩    ▲4八銀    △8四歩    ▲7八金    △8五歩    ▲6八銀    △8八角成  ▲同 金    △8六歩
▲同 歩    △同 飛    ▲7七銀    △8二飛    ▲8七歩    △2二銀    ▲7八金    △3二金    ▲4六歩    △9四歩
▲9六歩    △7二銀    ▲4七銀    △8三銀    ▲3六歩    △8四銀    ▲6九玉    △3三銀    ▲5八金    △4二玉
▲5六銀    △9五歩    ▲同 歩    △同 銀    ▲同 香    △同 香    ▲9四歩    △9八香成  ▲9三歩成  △同 桂
▲9一角    △9二飛    ▲7三角成  △8五桂    ▲8三馬    △9一飛    ▲9三歩    △8九成香  ▲9二歩成  △7七桂不成
▲同 金    △8五桂    ▲8六銀    △7七桂成  ▲同 銀    △7二金    ▲9一と    △8三金    ▲8一飛    △8二歩
▲4五桂    △4四銀    ▲3五歩    △1四角    ▲3四歩    △4九銀    ▲4七銀    △4五銀    ▲同 歩    △5五角
▲4八飛    △7七角成  ▲6八金    △5八銀打  ▲同 飛    △4七角成  ▲5一銀    △3一玉    ▲4二銀打  △2二玉
▲3三銀成  △同 桂    ▲同歩成    △同 玉    ▲3四歩    △同 玉
まで86手で後手の勝ち

変化:13手
▲7七角    △2二角    ▲8六角    △8八角成  ▲7七角    △8九馬    ▲1一角成  △8六歩    ▲8四飛    △8七歩成
▲8一飛成  △7八と    ▲8九龍    △同 と    ▲2一馬



#将棋 #shogi

2015/05/20

今日の一局 自戦記

今日は81道場で四段の方相手に、互角以上に渡り合えたので、ご紹介しますね。


私の得意戦型のひとつである、角換わり腰掛け銀へと誘導しました。

厳密には、後手一手損角換わり先手棒銀、後手右玉という形だと思います。

21手目で、▲1五歩と先手は早くも棒銀を仕掛けてきました。



厳密には、この形での仕掛けは無理筋だと思っています。

少なくとも▲6八玉は必要かと思います。

ですから、咎めに行きます。


角換わり棒銀の部分定跡手順を踏んで、迎えた27手目。

ここで▲1八歩なら、△3七桂▲1一香成△2二金と、穏やかな進行になります。

しかし、本譜のように、先手から反撃含みの▲1九香という指し手があります。

この手に対する対応を押さえておかないと、角換わりは指しにくいです。




ここは、△1七歩成(最善手)、△4四銀、△5四角など手が広い場面。

私は、ここで私のような級位者向けのお薦めの一着を指しました。



△1七銀です。

本譜のように、この後、相手飛車を抑え込みながら、主導権をとって攻めることができます。

攻め筋が分かりやすいと思います。

ただ、相手に桂馬を2枚渡すことになるので、桂馬による反撃の筋(▲5五桂)をケアする必要があるんですね。


本譜、終盤の入り口までは、局面をリードして迎えることができました。

が…。


60手目で寄せの手掛かりとばかりに、△2八飛と降ろしたんですが、ここでどうやら形勢がひっくり返ったようです。

こちらの飛車を攻められて、捕獲寸前…。

「早く決めに行かないと」と、またもや負けパターンの「焦り」の気持が…。


ここは矢倉の要駒である7三の銀を攻める△6五桂が筋だったみたいです。

最終盤でこの銀が活躍するのが矢倉の堅さの秘密ですよね。


本譜でもまさにその展開に…。

こちらの終盤力の無さ(読みの甘さ)もあり、寄せきれず、大量に渡してしまった駒で寄せられて終局…。


▲5五桂に対する正確な受けと、終盤でも落ち着いて指せるような精神力が必要だと痛感した一局でした。


開始日時:2015/05/20
持ち時間:15分+60秒
場所:81Dojo (ver.2014/9/21)
先手:四段
後手:snep

▲7六歩    △3四歩    ▲2六歩    △3二金    ▲2五歩    △8八角成  ▲同 銀    △2二銀    ▲7七銀    △3三銀
▲7八金    △7二銀    ▲3八銀    △1四歩    ▲1六歩    △6四歩    ▲2七銀    △6三銀    ▲2六銀    △7四歩
▲1五歩    △同 歩    ▲同 銀    △同 香    ▲同 香    △1六歩    ▲1九香    △1七銀    ▲同 桂    △同歩成
▲同 香    △1九角    ▲3八飛    △2六桂    ▲6八飛    △3七角成  ▲6九玉    △2七馬    ▲1一香成  △4九馬
▲2一成香  △3八桂成  ▲7九玉    △4八成桂  ▲8八玉    △5八成桂  ▲5五桂    △5二金    ▲6三桂成  △同 金
▲5八飛    △同 馬    ▲5五桂    △5二金    ▲6三桂成  △同 金    ▲7一銀    △7二飛    ▲8二銀打  △2八飛
▲8一銀成  △6七馬    ▲6八歩    △7八馬    ▲同 玉    △6六桂    ▲同 銀    △7一飛    ▲同成銀    △6九銀
▲同 玉    △5八金    ▲7八玉    △6八金    ▲7七玉    △7八金    ▲8六玉    △6二金    ▲6三銀    △4四歩
▲6二銀成  △同 玉    ▲7二飛    △6三玉    ▲4一角
まで85手で先手の勝ち



#将棋 #Shogi

2015/05/19

今日の一局 自戦記

今日は、昨日の高段の方との対局をご紹介します。

その前に、前回記事で嬉野流を紹介させて頂いたんですが、81道場運営者様に本ブログ記事をご紹介頂きまして、そのおかげとウィットな話題も相まって、大変大きな反響を頂きました。

運営様、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願い致します。


さて、対局内容の方なんですが、前回記事をご覧頂いた方が、嬉野流を指しに挑戦しに来てくださいました。

「この出だしは、なるほど、嬉野流だ!」と相手初手で確信(初手▲6八銀は嬉野流だけですよね)と気づき、こちらも定跡手順の棒銀含みで対応しました。

相手の方は、相当研究されているようで、こちらはキーワードでググった程度のにわかです。

対局が始まる前から、既に勝負はついているような…。

さて、どうなることやら。


36手目で、私の工夫の一手、△6四歩と指しました。



一見ただのようですが、狙いは、上ずっている相手銀の捕獲と、飛車を6筋に展開する含みを持っています。

狙い通り、▲6四同銀△7四銀▲4六角△6二金▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩と進んで、迎えた45手目で、勝負を決する決めての一着を指されていまいました。

次の一手問題のような鮮やかな決め手ですが、わかりますか?



答えは7三銀成です。

相手の飛車の移動は、こちらの△5四歩の防ぎだとばかり思っていたんですよね。

上手相手に、決め手を指されてはもうどうしようもないです…。


あとは、受け一方で終局…。

みっともない対局内容にしてしまって、申し訳ありませんでした…。

次は対策を練って、挑みたいと思います!



さて、これだけでは何なので、81道場の特徴をひとつご紹介しますね。

嬉野流は先手番でより破壊力が増すと思うんですけど、81道場では先後を指定して対局待ちすることができるんですよ。



シルバー会員以上限定機能ですが、シルバー会員へはすぐになれます。
(ログイン時間や、対局数、等に応じて81道場マイレージをためるとランクアップ!)

注意点は100マイル消費してしまうことですかね。

詳しくは81Dojoマニュアルを確認してくださいね。

reference: 81道場マイレージ


次は、得意型で勝負したいと思いました。

これに懲りずにまた一局お願いします!



開始日時:2015/05/18
持ち時間:15分+60秒
場所:81Dojo (ver.2014/9/21)
先手:四段
後手:snep

▲6八銀    △3四歩    ▲5六歩    △8四歩    ▲7九角    △8五歩    ▲5七銀    △8六歩    ▲同 歩    △同 飛
▲8八歩    △8二飛    ▲7八金    △7二銀    ▲6六銀    △8三銀    ▲2六歩    △3二金    ▲2五歩    △4二銀
▲2四歩    △同 歩    ▲同 飛    △2三歩    ▲3四飛    △4一玉    ▲3六飛    △5二金    ▲4八銀    △1四歩
▲1六歩    △8四銀    ▲2六飛    △8五銀    ▲7五銀    △6四歩    ▲同 銀    △7四銀    ▲4六角    △6二金
▲2四歩    △同 歩    ▲同 飛    △2三歩    ▲7三銀成  △同 桂    ▲7四飛    △8四銀    ▲7一銀    △6三金
▲7三飛成  △同 銀    ▲8二銀不成△6四歩    ▲7三銀成  △同 金    ▲7一飛    △5二玉    ▲7三飛成  △4四歩
▲3四桂    △2八飛    ▲3九金    △2五飛成  ▲2二桂成  △同 金    ▲3五金    △4五歩    ▲2五金    △4六歩
▲6一角    △4一玉    ▲5二銀    △3二玉    ▲4一飛    △3三金    ▲2二歩    △同 玉    ▲4二飛成  △3二歩
▲5三龍寄  △4七歩成  ▲同 銀    △6五歩    ▲4三銀成  △4四銀    ▲3三成銀  △同 銀    ▲3一銀    △1三玉
▲3三龍寄
まで91手で先手の勝ち



#将棋 #Shogi

2015/05/17

今日の一局 自戦記

今日は、81道場で、四段の方と良い将棋が指せたので、ご紹介しますね。


局後の感想戦で教えて頂いたんですが、「嬉野流(うれしのりゅう)」という戦法だそうで。

なんか、いやらしい感じなんですよね。

狙いが見えないというか…。


興味がある方はググってみてください。


長い序盤戦(ここまで75手です…)が終わり、中盤戦の入り口での場面です。

ここで、後手に良い手があるんですけど、見えますか?



本譜、△3七同角、▲同桂、△3六銀と進んだんですけど、答えは△3六銀です。

間接王手飛車というやつですね。

これが見えていれば、景色が全く変わっていたのに…。残念…。


しかし、本譜でも、なんとか必死に相手玉(居玉なんですよね…)にしがみついて、手を繋いでいきました。


「かなり善戦してるなぁ、これはいけるかも!?」と思っていた、109手目で、高段の手が飛んできました!

▲2二歩です。

私レベルでは、候補手にも出てこないんですよねぇ…。

だから、備えもできない…。

「ぐぬぬ…」。


本譜、「遊び駒の活用」とばかりに、△3三桂と跳ねたんですけど、ここで攻めを繋ぐ手があったようです。



△5八金です。

ちょっと打ち辛いですよね…。

筋が悪そう、かつ寄せで取り残されそうですよね。

でも終盤では、「玉を守る要の駒を攻めよ」の格言に沿って、こういった俗手が好手になるケースがあるみたいです。


以下、▲4六角、△4四銀(狙いの飛車角両取り)、▲3二飛成、△同玉、▲2一歩成が進行の一例になります。

上下からの寄せの挟撃体制ができてそうですよね。

こちらの玉も相当危ない形ですけど…。


そして、最終盤(119手目)での痛恨の一手が…。



ここで、秒に追われて△4五金と指してしまいました…。

全然手が見えなかったんですよね。

ただ、ここで△8九竜とは指したくなかったんですよね。

相手は高段です。

▲3三歩で桂取り、かつ△同金で守りの金が上ずってしまう…。

「手を緩めれば、強烈な寄せが来ちゃう!!」「まずい!!」「あぁ、時間もないぃぃぃ!」

この焦りが本譜の悪手を誘っていたんですねぇ…。


結論としては、ここでは△8九竜が最善手のようです。

かなり先手に形勢が傾いてしまっているので、それでも勝てないんですけどね…。


あとは、流れるような寄せを観るばかり…。


「嬉野流」、恐るべし。



開始日時:2015/05/17
持ち時間:15分+60秒
場所:81Dojo (ver.2014/9/21)
先手:四段
後手:snep

▲6八銀    △3四歩    ▲7九角    △6二銀    ▲4八銀    △6四歩    ▲5六歩    △6三銀    ▲5七銀左  △3二金
▲2六歩    △4二銀    ▲2五歩    △3三銀    ▲3六歩    △4一玉    ▲4六銀    △5二金    ▲3五歩    △同 歩
▲同 銀    △3四歩    ▲2四歩    △同 歩    ▲同 銀    △同 銀    ▲同 角    △2三歩    ▲7九角    △1四歩
▲1六歩    △5四銀    ▲2五銀    △3三銀    ▲1五歩    △同 歩    ▲1四歩    △6五歩    ▲1五香    △1二歩
▲2四歩    △同 歩    ▲同 銀    △同 銀    ▲同 角    △2三歩    ▲7九角    △2四銀    ▲2六銀    △6二飛
▲5七銀    △9四歩    ▲2五歩    △3三銀    ▲3五歩    △同 歩    ▲同 銀    △3四歩    ▲2四歩    △同 歩
▲同 銀    △同 銀    ▲同 飛    △2三歩    ▲3四飛    △3三角    ▲2六銀    △6六歩    ▲同 歩    △4五銀
▲3五飛    △4四角    ▲4五飛    △2六角    ▲3七銀    △同角成    ▲同 桂    △3六銀    ▲3五飛    △4七銀成
▲4八金    △3八銀    ▲4九歩    △3六歩    ▲同 飛    △5七成銀  ▲同 金    △4七銀打  ▲3五飛    △4九銀成
▲6八玉    △4八成銀  ▲4九歩    △6七歩    ▲同 玉    △5八銀打  ▲同金上    △同銀不成  ▲同 金    △同成銀
▲同 玉    △6六飛    ▲5七銀    △6七金    ▲4七玉    △5七金    ▲同 角    △6九飛成  ▲2二歩    △3三桂
▲3四歩    △4九龍    ▲4八歩    △4四銀    ▲6五飛    △6四歩    ▲同 飛    △6三歩    ▲6五飛    △4五金
▲3三歩成  △同 金    ▲4五桂    △3四金    ▲1六角    △3九龍    ▲3八金    △8九龍    ▲3四角    △9九龍
▲2三角成  △5一玉    ▲7二金    △4一香    ▲6一金打  △4二玉    ▲3三銀
まで137手で先手の勝ち



#将棋 #Shogi

2015/05/16

今日の一局 自戦記

今日、81道場で五段の方を撃破(反則勝ちですが…)したので、嬉しさの余り、ブログを開設してしまいました。
(以前から、サイトを建てようかどうか悩んではいたんですが…)


改めまして、「ようこそ!」 snepと申します。

まぁ、このブログでは、ボードゲームの代表のひとつであり、私の趣味でもある「将棋」をテーマに、徒然に日々の対局や、プロ棋士の棋戦情報などを発信していけたら、と思っています。

「休むも相場」という格言もあるように、心身をリフレッシュするのに、趣味に没頭するのもいいんじゃないかなぁ、と思っています。


将棋歴は、本格的に始めてから5年程経ちました。

腕前の方は、81道場では1級から2級、将棋倶楽部24では低級、将棋ウォーズでは初段から1級といったところです。

なかなか上達しないですね。

歳も歳ですし、まずは純粋に楽しめたらよいですよね。

一生涯に渡って続けられる趣味として、将棋はお勧めですよ。



さて、今日の対局内容ですが、開始早々の角交換から、相手が四間飛車から向飛車へ、私が居飛車の最新形の居振対抗型になりました。

なにしろ、相手は五段です。

アマチュアでもトップクラスの強豪で、100戦しても、まず勝つことは不可能でしょう。
(三段までなら、倒したことがあるんですよね…)


35手目で、▲6六角と据えました。

対向飛車での戦略のひとつですよね。

45手目で、▲4六角と据えました。

これが狙いの一着で、相手玉を睨む好位置だと自負していました。

まぁ、ここまで互角に来れただけでも十分なんですけどね…。




そして、53手目で、相手の△4四歩を手抜いて、▲9五歩と端に味付けに行ったところから、どうも形勢を損ねたようです。

ここは▲4四同歩だったみたいです。

で、あとは私の飛車、角を抑え込まれて、「もうここまでか…」と、あきらめかけていたところで事件は起きました。

相手△5六歩と指してしまったのです。



そう、二歩の反則です。

反則でも勝ちは勝ちですよね!

そこまで、相手を焦らせていたのかも…。



これからも、不定期に投稿していきますので、生温かく見守ってください。

あ、突っ込み、ご指導など、コメント頂けると嬉しいです。

では、今後ともよろしくお願いします!



開始日時:2015/05/16
持ち時間:15分+60秒
場所:81Dojo (ver.2014/9/21)
先手:snep
後手:五段

▲7六歩    △3四歩    ▲4八銀    △4二飛    ▲4六歩    △6二玉    ▲4七銀    △7二玉    ▲6八玉    △8八角成
▲同 銀    △2二銀    ▲7七銀    △8二玉    ▲7八玉    △7二銀    ▲6八金    △3三銀    ▲3六歩    △2二飛
▲3七桂    △2四歩    ▲3八金    △5二金左  ▲1六歩    △1四歩    ▲9六歩    △9四歩    ▲2九飛    △6四歩
▲8六銀    △6三金    ▲7七桂    △7四歩    ▲6六角    △4四角    ▲5六歩    △6六角    ▲同 歩    △8四歩
▲4五歩    △8三銀    ▲6五歩    △同 歩    ▲4六角    △7三桂    ▲6五桂    △6四歩    ▲7三桂成  △同 金
▲7七銀    △4四歩    ▲9五歩    △同 歩    ▲6五歩    △4五歩    ▲同 桂    △4四銀    ▲5三桂成  △同 銀
▲6四歩    △同 銀    ▲6五歩    △同 銀    ▲5七桂    △5四銀    ▲9四歩    △同 香    ▲9三歩    △6四歩
▲9二歩成  △同 銀    ▲5五歩    △6三銀    ▲5六銀    △4二飛    ▲2四角    △4三飛    ▲4四歩    △同 飛
▲4五銀    △4一飛    ▲5四銀    △7二銀    ▲4五桂    △5六角    ▲6七金    △3八角成  ▲8九飛    △2三歩
▲5七角    △5二歩    ▲3五歩    △同 歩    ▲同 角    △4四歩    ▲5三銀不成△4五歩    ▲6二銀不成△3四歩
▲7三銀成  △同 玉    ▲5七角    △6五桂    ▲6六角    △5六歩



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