局後の感想戦で教えて頂いたんですが、「嬉野流(うれしのりゅう)」という戦法だそうで。
なんか、いやらしい感じなんですよね。
狙いが見えないというか…。
興味がある方はググってみてください。
長い序盤戦(ここまで75手です…)が終わり、中盤戦の入り口での場面です。
ここで、後手に良い手があるんですけど、見えますか?
本譜、△3七同角、▲同桂、△3六銀と進んだんですけど、答えは△3六銀です。
間接王手飛車というやつですね。
これが見えていれば、景色が全く変わっていたのに…。残念…。
しかし、本譜でも、なんとか必死に相手玉(居玉なんですよね…)にしがみついて、手を繋いでいきました。
「かなり善戦してるなぁ、これはいけるかも!?」と思っていた、109手目で、高段の手が飛んできました!
▲2二歩です。
私レベルでは、候補手にも出てこないんですよねぇ…。
だから、備えもできない…。
「ぐぬぬ…」。
本譜、「遊び駒の活用」とばかりに、△3三桂と跳ねたんですけど、ここで攻めを繋ぐ手があったようです。
△5八金です。
ちょっと打ち辛いですよね…。
筋が悪そう、かつ寄せで取り残されそうですよね。
でも終盤では、「玉を守る要の駒を攻めよ」の格言に沿って、こういった俗手が好手になるケースがあるみたいです。
以下、▲4六角、△4四銀(狙いの飛車角両取り)、▲3二飛成、△同玉、▲2一歩成が進行の一例になります。
上下からの寄せの挟撃体制ができてそうですよね。
こちらの玉も相当危ない形ですけど…。
そして、最終盤(119手目)での痛恨の一手が…。
ここで、秒に追われて△4五金と指してしまいました…。
全然手が見えなかったんですよね。
ただ、ここで△8九竜とは指したくなかったんですよね。
相手は高段です。
▲3三歩で桂取り、かつ△同金で守りの金が上ずってしまう…。
「手を緩めれば、強烈な寄せが来ちゃう!!」「まずい!!」「あぁ、時間もないぃぃぃ!」
この焦りが本譜の悪手を誘っていたんですねぇ…。
結論としては、ここでは△8九竜が最善手のようです。
かなり先手に形勢が傾いてしまっているので、それでも勝てないんですけどね…。
あとは、流れるような寄せを観るばかり…。
「嬉野流」、恐るべし。
開始日時:2015/05/17
持ち時間:15分+60秒
場所:81Dojo (ver.2014/9/21)
先手:四段
後手:snep
▲6八銀 △3四歩 ▲7九角 △6二銀 ▲4八銀 △6四歩 ▲5六歩 △6三銀 ▲5七銀左 △3二金
▲2六歩 △4二銀 ▲2五歩 △3三銀 ▲3六歩 △4一玉 ▲4六銀 △5二金 ▲3五歩 △同 歩
▲同 銀 △3四歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 銀 △同 銀 ▲同 角 △2三歩 ▲7九角 △1四歩
▲1六歩 △5四銀 ▲2五銀 △3三銀 ▲1五歩 △同 歩 ▲1四歩 △6五歩 ▲1五香 △1二歩
▲2四歩 △同 歩 ▲同 銀 △同 銀 ▲同 角 △2三歩 ▲7九角 △2四銀 ▲2六銀 △6二飛
▲5七銀 △9四歩 ▲2五歩 △3三銀 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 銀 △3四歩 ▲2四歩 △同 歩
▲同 銀 △同 銀 ▲同 飛 △2三歩 ▲3四飛 △3三角 ▲2六銀 △6六歩 ▲同 歩 △4五銀
▲3五飛 △4四角 ▲4五飛 △2六角 ▲3七銀 △同角成 ▲同 桂 △3六銀 ▲3五飛 △4七銀成
▲4八金 △3八銀 ▲4九歩 △3六歩 ▲同 飛 △5七成銀 ▲同 金 △4七銀打 ▲3五飛 △4九銀成
▲6八玉 △4八成銀 ▲4九歩 △6七歩 ▲同 玉 △5八銀打 ▲同金上 △同銀不成 ▲同 金 △同成銀
▲同 玉 △6六飛 ▲5七銀 △6七金 ▲4七玉 △5七金 ▲同 角 △6九飛成 ▲2二歩 △3三桂
▲3四歩 △4九龍 ▲4八歩 △4四銀 ▲6五飛 △6四歩 ▲同 飛 △6三歩 ▲6五飛 △4五金
▲3三歩成 △同 金 ▲4五桂 △3四金 ▲1六角 △3九龍 ▲3八金 △8九龍 ▲3四角 △9九龍
▲2三角成 △5一玉 ▲7二金 △4一香 ▲6一金打 △4二玉 ▲3三銀
まで137手で先手の勝ち
#将棋 #Shogi
0 コメント:
コメントを投稿
#将棋 #Shogi