私の得意戦型のひとつである、角換わり腰掛け銀へと誘導しました。
厳密には、後手一手損角換わり先手棒銀、後手右玉という形だと思います。
21手目で、▲1五歩と先手は早くも棒銀を仕掛けてきました。
厳密には、この形での仕掛けは無理筋だと思っています。
少なくとも▲6八玉は必要かと思います。
ですから、咎めに行きます。
角換わり棒銀の部分定跡手順を踏んで、迎えた27手目。
ここで▲1八歩なら、△3七桂▲1一香成△2二金と、穏やかな進行になります。
しかし、本譜のように、先手から反撃含みの▲1九香という指し手があります。
この手に対する対応を押さえておかないと、角換わりは指しにくいです。
ここは、△1七歩成(最善手)、△4四銀、△5四角など手が広い場面。
私は、ここで私のような級位者向けのお薦めの一着を指しました。
△1七銀です。
本譜のように、この後、相手飛車を抑え込みながら、主導権をとって攻めることができます。
攻め筋が分かりやすいと思います。
ただ、相手に桂馬を2枚渡すことになるので、桂馬による反撃の筋(▲5五桂)をケアする必要があるんですね。
本譜、終盤の入り口までは、局面をリードして迎えることができました。
が…。
60手目で寄せの手掛かりとばかりに、△2八飛と降ろしたんですが、ここでどうやら形勢がひっくり返ったようです。
こちらの飛車を攻められて、捕獲寸前…。
「早く決めに行かないと」と、またもや負けパターンの「焦り」の気持が…。
ここは矢倉の要駒である7三の銀を攻める△6五桂が筋だったみたいです。
最終盤でこの銀が活躍するのが矢倉の堅さの秘密ですよね。
本譜でもまさにその展開に…。
こちらの終盤力の無さ(読みの甘さ)もあり、寄せきれず、大量に渡してしまった駒で寄せられて終局…。
▲5五桂に対する正確な受けと、終盤でも落ち着いて指せるような精神力が必要だと痛感した一局でした。
開始日時:2015/05/20
持ち時間:15分+60秒
場所:81Dojo (ver.2014/9/21)
先手:四段
後手:snep
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲2五歩 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀 ▲7七銀 △3三銀
▲7八金 △7二銀 ▲3八銀 △1四歩 ▲1六歩 △6四歩 ▲2七銀 △6三銀 ▲2六銀 △7四歩
▲1五歩 △同 歩 ▲同 銀 △同 香 ▲同 香 △1六歩 ▲1九香 △1七銀 ▲同 桂 △同歩成
▲同 香 △1九角 ▲3八飛 △2六桂 ▲6八飛 △3七角成 ▲6九玉 △2七馬 ▲1一香成 △4九馬
▲2一成香 △3八桂成 ▲7九玉 △4八成桂 ▲8八玉 △5八成桂 ▲5五桂 △5二金 ▲6三桂成 △同 金
▲5八飛 △同 馬 ▲5五桂 △5二金 ▲6三桂成 △同 金 ▲7一銀 △7二飛 ▲8二銀打 △2八飛
▲8一銀成 △6七馬 ▲6八歩 △7八馬 ▲同 玉 △6六桂 ▲同 銀 △7一飛 ▲同成銀 △6九銀
▲同 玉 △5八金 ▲7八玉 △6八金 ▲7七玉 △7八金 ▲8六玉 △6二金 ▲6三銀 △4四歩
▲6二銀成 △同 玉 ▲7二飛 △6三玉 ▲4一角
まで85手で先手の勝ち
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